汗は蒸発するときに身体から熱を奪い、体温を下げる働きをしますが、湿度が低いと汗が蒸発しやすくなるため寒く(涼しく)感じます。 一方で、湿度が高い環境では汗が蒸発しにくく、体温が下がりづらくなるため暑く(暖かく)感じるのです。 6 мая 2021 г.
湿度が高いのはなぜ?
日本の夏の湿度が高い理由は、太平洋高気圧の影響とのこと。 本来、日本は西から東へ吹く偏西風のエリアで、偏西風が山脈にぶつかり雨を降らし、山を越えた風は水分が減ってカラッとした風を吹かします。 これが冬、関東地方の湿度が低くなる理由で、このままであれば夏もカラッとしているはずなのですが…
湿度が高いと暑く感じるのはなぜ?
つまりは、身体の水分が空気中に移動できる空きスペースがある状態なので、汗が液体→気体へ変化しやすく、身体が冷やされ、涼しく感じます。 一方、湿度が高い=空気中の水分が多い状態のため、身体の水分が空気中に移動できるスペースがなく、熱の変化がないため、暑く感じます。
湿度高いとどうなるか?
湿度が高すぎると…… ・発汗による体温調節効果が下がり、熱中症になりやすくなる。 ・体内に熱がこもることで、体力の消耗が激しくなりダルさを感じやすくなる。 ・消化酵素の働きが悪くなり、食欲不振に陥る場合がある。 ・アレルギー疾患や感染症などの原因であると言われる、カビが発生しやすくなる。
蒸し暑いのはなぜ?
なぜ湿度が高いと体感温度も高くなるのか しかしながら、湿度が高い場所にいると、空気中に水蒸気が多く含まれているため、新しい水分の蒸発が抑えられます。 つまり汗が乾きにくくなるため、熱が放出されず、体感温度も高くなるのです。