皮膚科では炎症が強い部位には炎症をおさえるステロイドの外用剤(塗り薬)、さらに血流を改善するビタミンEを含有した外用剤や内服を行うこともあります。 水疱(水ぶくれ)や潰瘍(かいよう)になるほど重症で、毎年冬になると繰り返すような場合は、血管拡張薬を内服や注射をすることも。
しもやけ かゆい時どうする?
また、かゆみなどつらい場合には、血流を良くするために、マッサージをしてみましょう。 ただし、炎症が起きている部位を直接マッサージすると、かえって症状を悪化させる可能性があるので、足首や手首など、患部の近くをマッサージするほうがよいでしょう。 それでも症状がつらい場合には、薬に頼るのも方法の一つ。
しもやけ 水ぶくれ なぜ?
しもやけ(凍瘡)の原因・仕組み 寒さによって手足の指先などの血流が悪くなることが原因で、血流が悪くなった部分が腫れたり、うっ血(血の流れが滞ること)したり、ひどいときには水ぶくれができたりすることもあります。 かゆみを伴い、患部が温まったときや入浴などでかゆみが増すことも特徴です。
霜焼けになるとなぜ痒くなるのか?
しもやけは寒さによって血管が収縮し、血流障害が起きているだけではありません。 炎症が起きて、かゆみや腫れが起こります。 さらに症状が悪化すると、水ぶくれやただれができることもあります。 症状を悪化させない、または改善するためには、炎症を抑えて血行を促進するタイプのクリームを塗るなどのセルフケアが必要です。
しもやけ どうすればいい?
患部を温水と冷水に交互につけたり(温水からはじめ、温水で終わるとよい)温めながらマッサージをすることで、血行が改善されます(ただし強いマッサージは逆効果)。 しもやけには、トコフェロール(ビタミンE)の内服や軟膏(ユベラ)、ヘパリン含有軟膏(ヒルドイド軟膏)、漢方などの薬が用いられます。