全身麻酔で手術を受けるとき麻酔中や麻酔直後は、 胃の内容物が気管内や肺に入り、ひどい肺炎が起きることが あります。 そのため、手術前の絶食・絶水の指示は必ず守っ て下さい。
術前 経口摂取制限 なぜ?
それではなぜ手術前にご飯を食べたり、飲み物を飲んだりしてはいけないのでしょうか。 それは、全身麻酔に伴う『誤嚥性肺炎』を予防するためなのです。
手術前 なぜ 点滴?
手術中に吐いたりしないよう、患者は手術が始まる8時間前から何も食べられません。 3時間前からは飲むこともできません。 体の中の水分が不足し、手術中に血圧が下がるのを防ぐため、点滴で水分を補うのです。
静脈麻酔 絶飲食 なぜ?
絶飲食について 胃の中に食べ物や水分が残った状態で麻酔をすることは危険を伴います。 胃の内容物が逆流して肺の中へ流れ込むことで誤嚥(ごえん)性肺炎をおこす可能性があるためです。 当院では、原則として手術前日24時以降は絶食、手術室入室2時間前まで飲水可(水・茶・透明水)としています。
経口 補水 液 術前 なぜ?
術前のオーエスワン®による経口補水療法は患者の麻酔導入時の胃内容物を増加することなく、術前の補液と比べて術中の体内の水分保持に優れているとともに、飲水できることで口渇と空腹感を減少させます。 輸液ラインがないことで、拘束感が和らぐというメリットもあり、結果として患者の不安軽減につながります。