その理由について詳しいことはまだわかっていませんが、目の周りの組織は薄くステロイドが吸収されやすいため、という説があります。 また、免疫抑制作用がありますので、ウィルスや菌などが原因の病気にかかりやすくなったり、治りにくくなったりします。
ステロイド剤が目に入るとどうなる?
目で使用する場合に気を付けなければならない副作用として、以下のものが挙げられます。 ①ステロイド緑内障:眼圧(目の硬さ)が上がってくると目の内側の視神経が弱くなり、視野が欠けてくる緑内障という病気になります。 ステロイドの使用により眼圧が徐々に上昇する場合があります。
ステロイド 白内障 なぜ?
ステロイド白内障 副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)を長期間、大量に使用すると白内障の発症率が上がることが知られています。 その理由については明確には分かっていませんが、ステロイド薬がその作用として炎症を鎮める、免疫を抑制するため生体に負荷をかけることが水晶体を錆びつかせることに繋がると考えられます。
ステロイド なぜ眼圧?
・副腎皮質ステロイド薬が線維柱帯細胞の内皮細胞の食作用を阻害する ことで、残渣が線維柱帯に沈着する。 このように線維柱帯での流出抵抗が増大することで眼圧が上昇すると 考えられる。
ステロイド 緑内障 なぜ?
ステロイドホルモンを含む薬物を継続的に使用すると房水流出が障害されて眼圧が上がることがあり、これにより発症した緑内障をステロイド緑内障と呼びます。 ステロイド剤が原因であることを除けば病態は原発性開放隅角緑内障と同じです。