血糖値が高いと細い血管ばかりか太い血管の障害「動脈硬化」も起こります。 その結果として、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳梗塞や脳出血などの脳卒中が起こりやすくなります。 また足の動脈硬化から歩行困難になったり、壊疽(組織が腐ってしまうこと)が起きたりもします。
糖尿病になるとどうなるのか?
●糖尿病の恐さは三大合併症 糖尿病は、それ自体は直接命に関わる病気ではありませんが、自覚症状がないまま進行して、合併症を起こすことが大きな問題となります。 なかでも「糖尿病性網膜症」、「糖尿病性神経障害」、「糖尿病性腎症」は糖尿病特有のもので、「三大合併症」と呼ばれています。
糖尿病が悪化した時はどうなる?
高血糖の状態が長い期間にわたって続くと、体の細い血管が障害されて血流が悪くなり、とくに細い血管が集中している場所に合併症が起こります。 眼、腎臓、神経系で合併しやすく網膜症、腎症、神経障害があります。
糖尿病で死にますか?
1型糖尿病における死因の第1位は、心筋梗塞などの虚血性心疾患(CVD)で、1型糖尿病の心臓病への影響は男性で36%、女性で31%に上ることが示された。 また糖尿病腎症も寿命の減少に影響しており、失われる余命は男性で8.3年、女性で7.9年であることが示された。
糖尿病 食べないと どうなる?
朝食をスキップすることは、食欲の不安定化、満腹感の低下、血圧の上昇、および脂質値の上昇などと関連していた。 2型糖尿病患者が朝食を抜いて昼食まで空腹でいると、昼食と夕食の後の血糖値が上昇しやすくなり、血糖コントロールの悪化につながるという研究も発表されている。