25 янв. 2021 г. · では,適切なTDM実施のタイミングとはいつなのでしょうか。 . もし仮に,本事例のTDM結果を基に再度投与設計を行うとなれば,治療基準値を上回って .
TDM いつ?
バンコマイシンの半減期は6~12時間であり,1日2回投与した場合,約48時間経過すると定常状態に達していると考えられることから,初回TDMは投与3日目(投与4~5回目の直前)が望ましいといえます。
TDMの対象薬は?
対象薬物名 (測定薬物・代謝物名)アミノ配糖体抗生物質アミカシン、アルベカシン、ゲンタマイシン、トブラマイシングリコペプチド系抗生物質テイコプラニン、バンコマイシントリアゾール系抗真菌剤ボリコナゾール*免疫抑制剤エベロリムス**、シクロスポリン、タクロリムス、ミコフェノール酸**
TDMの条件は?
臨床上血中濃度モニタリング(TDM)が行われるためには,次のような条件が必要です。 ①血中濃度と薬物作用との間にある程度良い相関があること。 ②治療域(therapeutic range)が明らかであること。
トラフ値 いつ測る?
トラフ値は投与前 30 分以内に採血を実施します。 ピーク値の測定は、組織分布が 完了した時点における血中濃度である投与開始 1 時間後、つまり、30 分で投与した場 合、投与終了 30 分後に採血を行うことを推奨します。