障害者手帳には、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の3種類があり、てんかんの方は「精神障害者保健福祉手帳」を申請することができます。
てんかんは何科に行けばいいの?
Q2:てんかんを疑ったらどの病院の何科を受診すればよいですか? A:一般的にこどもなら小児科、思春期を過ぎたら神経内科・脳外科・精神科ですが、いずれの場合も、てんかん専門医あるいは神経、精神系の専門医のいる施設の受診をお勧めいたします。
てんかん手帳のメリットは?
「精神障害者保健福祉手帳」を取得することによって利用できる制度には、1)税金面での優遇措置、2)通院医療費公費負担制度(前述)、3)生活保護の障害者加算、4)自動車税の減免(注:等級によって異なる)、5)障害者雇用制度、があげられます。 自治体によってはバス・鉄道の割引や医療費の助成がされたりしています。
てんかんの障害の種類は?
てんかんは、原因が不明な「特発性てんかん」と、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が明らかな「症候性てんかん」に分けられます。 乳幼児から、小児、学童、思春期、成人、高齢者のいずれの年齢層でも発症しますが、特に小児と高齢者で発症率が高いといわれています。
てんかんの障害認定は?
てんかんの認定に当たっては、その発作の重症度(意識障害の有無、生命の危険性や社会生活での危険性の有無など)や発作頻度に加え、発作間欠期の精神神経症状や認知障害の結果、日常生活動作がどの程度損なわれ、そのためにどのような社会的不利益を被っているのかという、社会的活動能力の損減を重視した観点から認定されます。