世界保健機関(WHO)では、てんかんは「脳の慢性疾患」で、脳の神経細胞(ニューロン)に突然発生する激しい電気的な興奮により繰り返す発作を特徴とし、それに様々な臨床症状や検査での異常が伴う病気と定義されています。
てんかんとはどんな病気ですか?
てんかんは、突然意識を失って反応がなくなるなどの「てんかん発作」を繰り返し起こす病気ですが、その原因や症状は人により様々で、乳幼児から高齢者までどの年齢層でも発病する可能性があり、患者数も100人に1人と、誰もがかかる可能性のあるありふれた病気のひとつです。
てんかんの手の痺れは?
成人のてんかんの症状 脳の運動をつかさどる部分で発作が起これば、手や足など体の一部分がピクンと動いたりします。 この場合、患者さんは意識がある場合がほとんどです。 脳の感覚をつかさどる部分で発作が起これば、手足がしびれたり、何か聞こえたり、見えたりすることもあります。
てんかんの別名は?
てんかん発作は、てんかん性スパズム、別名「点頭発作」と呼ばれる特異な発作です。
てんかんどうなるの?
てんかんは神経細胞が過剰な活動を起こすことにより、発作が繰り返し起こる病気です。 てんかん発作は全身のけいれんが最も多いですが、体の一部がぴくぴくしたり、どこかがしびれたりする感覚の異常や、ぼんやりして呼びかけに反応しない状態や、ぼんやりした状態で顔色が悪くなったり、口をもぐもぐさせる動作を伴うことなど様々です。