褥瘡の予防における体位変換が2時間ごとに行われることになったのは、「200mmHg以上の圧迫が同一部位に2時間以上加わると、圧迫された部位が壊死する」というものと、「局所の圧迫を避けるため2時間毎の目安で体位変換をすることが大切である」という2つの根拠からです。 20 дек. 2017 г.
体位変換 2時間ごと なぜ?
褥瘡の予防は 褥瘡の予防と悪化の防止には、原則として1時間半ないし2時間ごとに体位変換をすることが基本です。 体位変換には局所的な同一部位への圧迫を避けるという効果だけでなく、体動による血行の促進なども期待できます。 体位変換時の寝具の移動によって、寝床内の温度、湿度、気流が調整され、皮膚の乾燥が促されます。
褥瘡 体位変換 何時間おき?
時間間隔 基本的に2時間を超えない範囲で行います(注2)。 ただし褥瘡予防マット(体圧分散寝具)の種類や骨の突き出し具合によって個人差はあります。 粘弾性フォームマットレスや上敷二層式エアマットレスなどを使用する場合、体位変換の間隔は4時間を超えない範囲で行ってもよいとされています(注3)。
体位変換の頻度は?
体位変換は2時間ごとを目安にするとよいですが、患者さんと介護者の生活リズムに合わせて計画すると実施しやすいでしょう。 特に夜間の体位変換は、介護者の就寝前、起床時などに合わせて行うと負担を軽減できます。 医師や看護師などと相談して体位変換スケジュールを立てましょう。
褥瘡 何時間でできる?
血流が途絶えた時間が長くなれば、その部位の組織が壊死してしまい褥瘡を生 じることになります。 一般に 2 時間以上圧迫が持続すると褥瘡の危険性が高くなります(このため、体位 交換の目安を 2 時間にしていることが多いのです)。 骨が突出した場所では、突出部位の皮膚に高い圧が かかるため褥瘡ができやすくなります。