定期的に体位を変換することで、褥瘡の予防だけでなく関節の拘縮(こうしゅく)や筋力の低下、末梢血の循環不全、沈下(ちんか)性の肺炎、皮膚表面の免疫力の低下などの予防にもつながります。 21 февр. 2020 г.
良肢位の目的は?
ポジショニングにおける良肢位とは 自力で身体が動かせなくなった場合に、日常生活における支障を最小限に抑える角度のことです。 筋肉や関節にかかる負担が少ないので、関節の可動域の低下を防ぎます。
褥瘡 体位変換 なぜ?
褥瘡の予防と悪化の防止には、原則として1時間半ないし2時間ごとに体位変換をすることが基本です。 体位変換には局所的な同一部位への圧迫を避けるという効果だけでなく、体動による血行の促進なども期待できます。 体位変換時の寝具の移動によって、寝床内の温度、湿度、気流が調整され、皮膚の乾燥が促されます。
側臥位のポイントは?
側臥位のポジショニング例下側の腕を前に出して圧迫されないようにする上側の腕の下にクッションを入れベッドマットとの隙間を埋める(肩、肘、手の高さが同じ)上側の足を曲げクッションを入れ、上下の足が交差しないようにする(股、膝、足の高さが同じ)
体位変換の留意点は?
体位変換をスムーズに行うには、できるだけベッドと身体が接している部分を少なくすること大切です。 ベッドに接している部分が多いと摩擦も大きくなるため、より力が必要になってしまいます。 摩擦を減らすことで、必要最低限の力で体位変換が可能になります。