体性感覚(たいせいかんかく、英語: Somatosensory system)は、生理学や医学の用語で、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚を指す(内臓感覚を除外する立場もある)。 視覚や聴覚といった特殊感覚と異なり、感覚器が外からははっきり見えず、皮膚・筋肉・腱・関節・内臓の壁そのものに含まれる。
体性感覚の中継 どこ?
1、視床は感覚情報を伝える中継所であり、体からの皮膚感覚、関節の運動感覚、筋の速度感覚等の体性感覚を中継したり、耳から聴覚、目から視覚を大脳に送っています。 この場所の脳梗塞発生では半身の異常感覚を感ずるようになります。
体性感覚中枢 どこ?
肉眼解剖 一次体性感覚野は大脳皮質頭頂葉の前部の前頭葉に接する位置に存在し、中心溝に沿って内外側に帯状に広がる。 内側は大脳半球内側面に、外側はシルヴィウス裂に達する。 一般的には前方からブロードマン脳地図の3a、3b、1、2野の領域から構成されるとされている。
感覚中枢 どこ?
かんかく‐ちゅうすう【感覚中枢】 感覚器官が受けた刺激を知覚して、感覚を生じる場所。 哺乳類の視覚・聴覚などの中枢は大脳皮質にある。
位置感覚 何感覚?
位置覚は他の特殊感覚(平衡感覚、視覚など)とも関係するが、主に関節に存在する圧覚で、深部感覚の一種である。 皮膚触圧覚とは反対に、体幹に近い部位ほど敏感に働き、肩関節では1度/秒の速度を感知するが、趾関節、指関節での感覚閾値はその5倍から10倍となる。