突然死は、予期しない急死のことで、発症から24時間以内の死亡と定義されています。 原因は、心筋梗塞をはじめ、心筋症、弁膜症、心不全などの心臓病によるものが六割以上を占め、そのほとんどが心室で生じる致死的な不整脈に起因するといわれています。
心筋梗塞 急死 なぜ?
心筋梗塞で亡くなられる方の半数以上は、発症から1時間以内に死亡しているといわれています。 これは、心筋梗塞により、致死性不整脈である心室細動を起こすためです。 心室細動を生じると、心臓が細かく痙攣した状態になり、全身の臓器に血液を送り出すポンプとしての機能を果たせなくなり、死に至ります。
心臓性突然死の原因は?
心臓突然死とは、健康だと考えられていた人が、突然に致死的心室性不整脈(心室細動など)に見舞われて、この不整脈が原因で心臓が正常に収縮することができなくなり、脳に血液が循環せず死に至る疾患です。
突然死の基礎疾患は?
中高年者の突然死で最も多い原因は冠動脈疾患(CAD)です。 多くの場合、心室細動を発症し、最終的に心不全に至ります。 心臓発作、その他の不整脈、心臓弁膜症または心筋疾患(心筋症または心筋炎)が突然死を引き起こすこともあります。 症例の約55%では、悲劇的な事象が起こるまで基礎疾患の存在は明らかにされません(※4)。
突然の心肺停止の原因は?
乳児および小児における突然の心停止の主な原因は呼吸不全であり,これは様々な呼吸器疾患(例,気道閉塞,煙の吸入, 溺水 非致死性(以前はnear drowningと呼ばれた)の場合と致死性の場合がある。 溺水により低酸素症が生じ,肺と脳を含む複数の臓器が損傷する可能性がある。
致死性不整脈の原因は?
しかもその原因の多くは、心臓の冠動脈が閉塞して発生する「急性心筋梗塞」です。 ゴルフ場などで突然胸を抑えて倒れ、そのまま亡くなる方の多くもこれが原因と言われています。 従って、心室細動を心配する前に、冠動脈の狭窄があるかどうか、心筋梗塞の前兆になる狭心症を見逃さない事が大切です。