現段階ではありますが、心不全で入院したことのある人は平均で5年間に約半数の方が亡くなっています。
心不全 いつまで生きる?
心不全になると命を失う危険性が高く、急性心不全で入院した人の約6%が入院中に亡くなり、約22%が1年以内に亡くなります。 また、約16%の人が心不全によって再入院するといわれています。 これは治療の難しいがんに匹敵します。 しかし、心不全の深刻さは十分理解されていません。
心不全の生存率は?
我が国の循環器疾患の死亡数は、癌に次いで第 2 位となっており、心不全による 5 年生存率 は 50%と予後についても決して良くありません。
重症心不全の余命は?
Ⅳ度まで重症化してしまった患者さんでは、適切な治療を受けなければ、2年以内に50%が亡くなるといわれています。 また、心不全全体の年間死亡率は7~8%ですが、Ⅲ度、Ⅳ度になると死亡率は相対的に高くなり、Ⅲ度では20~30%になるといわれています。
心不全の生命予後は?
心不全の患者さんの予後は不良であると言われています。 心不全と診断されてから5年で約50%の死亡率と考えられています。 近年の欧米の報告では、心不全入院後30日の死亡率は1993年と2005年の比較で12.6%から10.8%へと改善したとされています。