尾骨は俗称として尾てい骨とも呼ばれますが、脊椎の一番下にある、尻尾(しっぽ)の名残の骨です。 お尻の中央の一番下にあって少し飛び出しているために、椅子に座ることの多い現代人にとっては炎症を起こしやすい部位です。
尾てい骨が痛いのはなぜか?
尾てい骨が痛い原因としては、姿勢不良が挙げられます。 とくに猫背の姿勢を続けた場合、尾てい骨の痛みが出やすくなる傾向にあります。 お尻が後ろに傾くことで、尾てい骨周辺が圧迫されやすくなります。
尾てい骨の由来は?
尾骨を表す解剖学の用語は、「カッコウのくちばし」という意味のギリシャ語に由来する「coccyx」で、それは尾骨を表す「尾」という意味を持つ。 骨盤の仙腸関節のところには2つの腸骨があるが、尾骨はその間の三角形をした仙骨の下にあり、背骨の一部だ。
尾てい骨の名称は?
びこつ【尾骨 coccyx】 かつて尾骶骨(びていこつ)とよばれ,いまでも俗に用いられている。 尾椎という椎骨がいくつか癒合してできたものである。
尾てい骨 なんの名残?
全ての哺乳類は子宮にいる間に尻尾を獲得していくのだが、人間だけは極めて稀なケースを除いて、尻尾を胎児の段階で無くしてしまうのだ。 尾てい骨というのはその名残であり、貴方の先祖に尻尾がついていたという証拠なのである。