どのように使うの? 吸入ステロイド薬は,喘息症状がない時でも毎日続けるのが基本です.
吸入薬のタイミングは?
気管支拡張薬の吸入は、5分以内に効果が出て、約20分で最大の効果が発揮されます。 気管支拡張薬を2吸入して、20分経っても楽にならない時は、もう一度2吸入して下さい。 それでも楽にならない時は20分後に更に2吸入して下さい。
吸入ステロイド 嗄声 なぜ?
嗄声の原因としては、①吸入ステロイド薬が声帯の筋力を低下させる、②薬剤の乳糖成分などが刺激になる、③免疫が抑えられてカンジダなどのカビが喉に付着するなどの可能性が報告されています。 対処法としてはまず、吸入後にしっかりうがいをすることが重要です。 それでも嗄声が出る場合は、吸入の速度を再確認します。
吸入器 どんな時に使う?
吸入器(ネブライザー)とは、液状の吸入薬を霧状にして、気管支や肺などに送る医療機器のことをいいます。 喘息や気管支炎、肺炎、副鼻腔炎などの治療に使われるもので、液体の吸入薬を細かい霧状にして、気管や肺、鼻の奥などに直接届けます。
吸入ステロイド 1日何回?
ガイドラインでは気管支拡張剤は1日4吸入までということになっています。 数日間であれば1日1回~4回吸入していただくのは構いません。 ただし、3~4回吸入しても症状が充分取れない、あるいは1~2回吸入しても全く症状が変わらない、あるいは悪化するという状態でしたら、医療機関を受診していただくというのがひとつの目安です。