例えば、ひとりの患者さんに2,000mLの輸血を行う場合、200mLだと10人分の血液が必要となりますが、400mL献血だと5人分の血液で賄えることとなります。 輸血による感染症や免疫による副作用発生の可能性は、400mL献血由来の血液製剤を使うことで200mL献血由来の場合に比べ半分にすることができます。
200ミリ献血何分?
200mL・400mL献血では10分から15分位、成分献血では体重等に応じて採血する量(上限600mLまで)が異なりますので、40分から90分位の採血時間がかかります。
献血はなぜ400mL?
400mL献血は患者さんの副作用発生の可能性が低く、安全性が向上します 人間一人ひとりの血液は、たとえ血液型が同じでも微妙に違っています。 このため、複数の献血者の血液をあわせて一人の患者さんに輸血するほど、副作用(発熱、発疹など)発生の可能性が高くなります。
献血 何ミリまで?
体重献血量50kg~55kg未満400mL55kg~60kg未満400mL~450mL60kg~65kg未満400mL~500mL65kg~70kg未満400mL~550mL
成分献血 どっちがいい?
つまり、400mL献血や、血小板又は血漿を採血する成分献血は、200ml献血に比べて献血量が多いことから患者さんにとってより安全であるといえます。 また成分献血では、体の中で回復するのが遅い赤血球成分は献血者に返すので、献血者にとっても体の負担が軽いのです。