心拡大は心臓に対して何らかの負担が掛かると出現します。 具体的には、心不全、弁膜症、先天性心疾患、冠動脈疾患等の心疾患の場合、高血圧、急な体重変化、強度の高い運動習慣等、心臓以外が原因の場合もあります。 心拡大を認めた場合、心疾患か心臓以外か、心拡大の原因を調べることが重要です。
なぜ心拡大?
心肥大の主な原因は高血圧で、高血圧によって全身へ血液を送り出すのに心臓に過度な負担がかかるようになり、負担増により心筋が厚くなり心肥大を引き起こします。 また心臓弁膜症や心筋梗塞があると心肥大が発症する確率が高まり、進行すると心不全となる場合があります。
心胸比拡大の原因は?
水分や塩分を摂り過ぎると体重が増加して血圧が上昇するため、心胸比は増大します。
心拡大の症状は?
心拡大は、心臓の筋肉の収縮力低下が、内腔の拡大を引き起こし、やがて心不全へと進行していきます。 心拡大の一つに拡張型心筋症と言って、心臓の炎症の後遺症として起こってくることもあります。 心不全の症状には、歩行・運動時の息切れ、動悸、夜間の呼吸困難、足の浮腫などがあります。
心臓肥大 治りますか?
心臓肥大がある場合、放っておいて小さくなるということはまずなく、原因となっている疾患を治療することが大切です。 軽度の肥大ならば負担を減らせば元の大きさに戻る可能性がありますが、負担の程度や原因によっては、難しい場合もあります。