つまり、心臓の筋肉は骨格筋よりも重量あたり20倍も多くの血液を普段から受けとり、血液に乗って運ばれてくる酸素を消費しているのです。 心臓は動き続けるために莫大なエネルギーを必要としますが、そのためのエネルギー源も豊富に供給されてくるため、疲れ知らずで動き続けられるのです。
心臓の筋肉 なぜ動く?
この、心臓が動くひみつは、心臓の筋肉(きんにく)にあります。 心臓の筋肉は、ほかの場所の筋肉にくらべて特別じょうぶにできているのです。 心臓にしかないこの特別な筋肉は、規則正しい収縮(しゅうしゅく)運動により、強い力で血液をおし出しています。 この筋肉が動くおかげで、心臓も動いているというわけです。
なぜ心臓が止まるのか?
突然死を招く心疾患は大きく分けて2つあり、1つは心臓の筋肉がけいれんするように震えて心臓のポンプ機能が正常に作用しなくなる「不整脈」。 もう1つが、心臓が酸素不足になり壊死を起こしたときに起こる「心筋梗塞」で、ポンプ自体が壊れてしまう状態です。
心臓 拍動 なぜ?
心臓の拍動は、右心房(うしんぼう)にある発電所=洞結節(どうけっせつ)から規則正しいリズムで発生した電気信号が、電線を伝わり、心臓全体を刺激することにより起こります。 この電気が流れるシステムは刺激伝導系と呼ばれています。 心房の電気は、関所〔房室結節〕を通って心室に伝わっていきます。
心筋 不随意筋 なぜ?
骨格筋は自分の意志で収縮させることができるので随意筋であり、心筋と内蔵筋は意志とは無関係に収縮調節されるので不随意筋である。