片側性か両側性かを問わず,漏出液は通常広範な評価を行わずに治療可能であり, . 漏出性胸水は静水圧の上昇および血漿膠質浸透圧の低下がある程度組み合わさること .
滲出性胸水 なぜ?
滲出性胸水は,毛細血管透過性の亢進が原因でタンパク質,細胞,およびその他の血清成分の滲出を来すことにより生じる。 漏出性胸水の最も一般的な原因は,心不全,腹水を伴う肝硬変,および低アルブミン血症(通常ネフローゼ症候群による)である。 滲出性胸水の最も一般的な原因は,肺炎,悪性腫瘍,肺塞栓,および結核である。
なぜ胸水がたまるのか?
胸水とは、胸腔(厳密には2つの胸膜の間)に液体が異常にたまることや、その液体自体のことをいいます。 胸腔に液体がたまる原因としては、感染症、腫瘍、外傷、心不全、腎不全、肝不全、肺血管の血栓(肺塞栓症)、薬物など、数多くあります。
正常の状態では、胸水はどれくらい貯留?
胸水は、臓側胸膜と壁側胸膜の間に溜まります。 臓側胸膜と壁側胸膜の間の空間は、胸膜腔と呼ばれており、胸水の貯留が生じるのはこの場所です。 なお、正常なヒトでも、胸膜腔には少量の胸水(約10mL~20mL)が存在します。
胸水がたまるとどうなるか?
大量に胸水が貯まると、肺が広がったりしぼんだりしにくくなり、息苦しさなどを起こします。 症状をやわらげるため、胸水を抜きとる処置が行われることもあります。 呼吸器の症状があらわれたり、症状が強くなったときは、医師の診察を受けて下さい。