ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎では、鼻汁がノドの方に垂れて、ネバネバするという症状も特徴的で、この症状は「後鼻漏(こうびろう)」と言われます。 気持ち悪いのはもちろん、声が上手に出せなかったり、咳が出て夜眠れないといった方もいます。
蓄膿症になるとどうなる?
頭痛や頭重感、鼻づまり、睡眠不足などから集中力が低下します。 副鼻腔内に膿がたまることで顔を圧迫するため、歯や目、鼻の周りが痛くなります。 人によっては虫歯ではないのに歯が痛くなる場合もあります。 鼻がつまることによって嗅覚が落ち、食べ物のにおいが分からない、味がしないと感じることがあります。
蓄膿症が悪化するとどうなる?
膿があまりに長期間たまってしまうと、空洞の周りにある骨を壊して目の方まで進み、失明につながるリスクが高まります。 さらに、その先の骨を壊して脳まで膿が達することもあり、場所が場所だけに、非常に危険です。 副鼻腔炎は骨の奥にある炎症なので、見ただけではわかりません。
蓄膿症を放置するとどうなる?
しかし、放っておくと慢性化して、いつも鼻がつまった状態になったり、膿(うみ)のような鼻汁がたまったりします。 いわゆる蓄膿症です。 さらには、頭が重たい感じや倦怠感を覚えたり、においがわからない嗅覚障害になったりして、日常生活に支障をきたすことも。
蓄膿症ってどんなの?
蓄膿症とは、「慢性 副鼻腔炎 ふくびくうえん 」のことです。 副鼻腔に膿がたまることが原因で、鼻がつまったり、イヤなニオイがしたりといった不快な症状が起こる病気です。 副鼻腔炎は、ほとんどの場合「急性鼻炎(鼻かぜと呼ばれるもの)」が長引くことで起こります。