慢性副鼻腔炎の手術は、現在ではほとんどの症例で内視鏡を利用して鼻の中から行われ、以前に比べて患者さんに対する負担も少なくなっています。
蓄膿症 手術 どこを切る?
このような治療法で症状が改善しない場合や、鼻茸ができていて薬の力では治らないという場合は、手術による治療を検討します。 20~30年前は歯茎を切ってほっぺの骨をノミで削って鼻腔にたまった膿や粘膜を取り出すという手術が一般的で、手術後に顔面が腫れたりしびれたりと、辛い思い出を持った方が多くいらっしゃいます。
副鼻腔炎の手術ってどんなの?
現在は、鼻の穴から内視鏡や器具を入れて、内部をモニターに映しながら手術する方法が主流です。 表面には傷はできず、上唇や頰のしびれや痛みも残りません。 入院期間も短くすみます。 主に鼻腔と副鼻腔をつなぐ通路を広げ、副鼻腔の換気をよくすることに重点を置いた手術で、粘膜をより早く正常な状態に回復すると考えられています。
蓄膿症 膿 どこから出る?
鼻の横の「副鼻腔」に膿が溜まる その名の通り、膿を蓄積させてしまうのが「蓄膿症」です。 医学的な正式名称は「副鼻腔炎」といい、最近では患者さんにも「副鼻腔炎」という名前で診察することも多いそうです。 「副鼻腔は、鼻の穴の奥あたりにある“鼻腔”の横にある空洞のことです。
蓄膿症 どこに溜まる?
ちくのう症(蓄膿症)・副鼻腔炎は、副鼻腔に膿(うみ)がたまることが原因で、鼻がつまったり、嫌なニオイがしたりといった不快な症状が起こる病気です。