ビタミンやミネラルが豊富 玄米は、稲の実からもみ殻だけを取り除いた状態のもので、ぬかや胚芽はそのまま残ったものを指します。 一方、白米は稲の実からもみ殻、ぬか、胚芽を取り除いたものです。 そのため、玄米には白米にはないぬかや胚芽の栄養が豊富に含まれています。
玄米を食べると何がいいの?
玄米に含まれている栄養素の多くは、精米するときに削ぎ落とされてしまいます。 玄米ごはんは、白米ごはんと比べると食物繊維は4.7倍、ビタミンB1は8倍、ビタミンB6は10.5倍、ナイアシンは14.5倍も含まれています。 現代人に不足しがちなビタミン・ミネラルを補うことができる、まさにスーパーフードです。
玄米食のデメリットは?
1つめは「柔らかく炊けていない」、2つめは「良く噛んでいない」この2点です。 両方とも原因となるのは玄米の周りの皮であり、食物繊維が多いというメリットもありますが、上手に炊けていなかったり、良く噛まないと消化不良を起こしてしまいます。
玄米 1日どれくらい?
玄米100gに含まれる食物繊維の総量は、1.4gです。 これは、精白米(うるち米)100gのおよそ4.7倍もの量。 厚生労働省が公表する食物繊維の食事摂取基準では、18~64歳の男性は1日21g以上、女性は18g以上を目標量としています。
なぜ玄米を食べないのか?
「白米」が貴族の食べ物であるなら、庶民は玄米を食べていたのかなと想像しますが、稲作が伝来していた当初を除けば、米は精米して食べるのが一般的でした。 玄米は食べていませんでした。 最大の理由は玄米の炊飯には時間と燃料がかかり過ぎました。