組織に急性炎症が起こると毛細血管は拡張し局所の血流が増加する(発赤・熱感の原因)。 拡張した血管からは血液成分の滲出が起こり、組織に浮腫が起こる(腫脹の原因)。 浮腫が起こると組織圧の上昇で局所は圧迫され、放出された化学伝達物質が「痛み受容体」を刺激する(疼痛の原因)。
背中が熱い受診は何か?
内科、循環器科の受診をおすすめします。
炎症 どうなる?
発赤、熱感、腫脹、疼痛、それに炎症のある部位が動かしづらくなります。 炎症が起きている部位は熱を持ち、腫れあがり、赤みがさし、痛みを感じ、動かしづらくなります。 炎症が軽い場合、 症状も狭い範囲で済み、特に手当をしなくても自然と治ります。
炎症 何が起きてる?
炎症は、異物や死んでしまった自分の細胞を排除して生体の恒常性を維持しようという反応と考えられます。 例えば細菌やウイルス(一種の異物です)が体の中に侵入しようとした時に、さまざまな細胞などの生体内成分がその排除に働いた結果が炎症性反応です。
痛いとはどういうことか?
痛みは、病気やけがなどで損傷した組織を修復する間、体を動かさないように警告する役割を担っています。 体内には神経が張り巡らされており、末梢(まっしょう)神経にあるセンサー(侵害受容器(しんがいじゅようき))が刺激を感知すると、電気信号が脊髄(せきずい)を通って脳に伝わり「痛い」と感じます。