腰部脊柱管狭窄症は中高齢者の方に起こりやすい病気で坐骨神経痛の原因となる代表的な疾患です。 この疾患は椎間板ヘルニアや変性すべり症、側弯症に加え、椎間板の膨隆、椎体の変形、椎間関節や椎弓などの骨や靭帯が肥厚する加齢性変化に伴い、脊柱管(せきちゅうかん)と呼ばれる神経の通り道が狭くなります。
腰部脊柱管狭窄症の障害部位は?
背骨の中で腰の部分、腰椎においてその中を通る神経が入っている管(脊柱管といいます)が部分的に狭くなり、神経が圧迫されて、下肢のしびれ、疼痛、歩行障害などをきたすようになった状態を腰部脊柱管狭窄症といい、通常多くは加齢の変化に伴う骨の増殖(上関節突起の増殖)、靭帯の肥厚(黄色靭帯の肥厚)などが狭窄の原因となっています。
腰部脊柱管狭窄症の好発部位は?
腰椎脊柱管狭窄症の好発部位 第3腰椎と第4腰椎の間、第4腰椎と第5腰椎の間、第5腰椎と仙椎の間の椎間板に多くみられる。
腰部脊柱管狭窄症何て読む?
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、中高年に多くみられる病気です。 私たちのからだは20〜25歳頃にピークに達したあと、老化が始まります。 脊椎でクッションの役目をしている椎間板も例外ではありません。
脊柱管狭窄症の注意点は?
脊柱管狭窄症を予防するためには、日常生活において正しい姿勢で過ごすことが大切です。 腰をまっすぐ伸ばして立つと神経の圧迫が強くなり、痛みやしびれが起こりやすくなるため、少し腰をかがめるようにして歩くといいでしょう。