夜驚 症は、3 歳から 6 歳くらいの子どもたちに多く見られ、夢中遊行症は、それよりは少し年長の子どもに 見られます。 いずれも、発達に伴って、自然に良くなっていくものであり、多くの場合、特別な治療は不 要です。
1歳児の夜驚症は?
夜驚症は幼児期での発症の場合は小学校高学年になるまでには消失することが多いです。 頻度は、1歳半で35%、3歳で20%と成長につれて低下します。 一方で多くの「夜泣き」は、1年程度で消失することが多いです。 乳児の「夜泣き」では、泣きだして止まらないという症状につきます。
夜驚症の症状は?
夜驚症の症状 夜眠っている時に突然起き上がり、恐怖に満ちた顔で泣き続けます。 入眠後1~2時間後くらいが最も起こりやすいと言われています。 そして1回のパニック状態の多くが1~10分以内で消失します。
夜驚症 いつから?
夜泣きが発生する時期が新生児期~乳児期であるのに対し、夜驚症は3歳から7歳といった、幼児期から学童期に多く発症します。
夜驚症 なぜ起こる?
夜驚症は、脳が睡眠と覚醒のバランスをうまく取れないことで起こります。 通常、人は起きているときに体を動かし、眠っているときは体が動きません。 ところが夜驚症では、寝ているのに部分的には目を覚ましている状態になるため、体が動いてしまうのです。