原田病の原因 原田病は、メラニン色素細胞に対する自己免疫疾患が原因と言われています。 なぜ、メラニン色素細胞に対して免疫反応が起こるのかは不明ですが、遺伝的要素が深く関係しているとも言われており、白血球の血液型にあたる組織適合抗原が関係していると言われています。
原田病の症状は?
主な症状は、かすんで見えにくくなる、物が歪んで見えるなどの眼の症状です。 前駆症状(ぜんくしょうじょう=病気の起こる前兆として現れる症状)として、軽い風邪の症状や全身倦怠感、頭痛、嘔吐、耳鳴り、難聴、頭髪知覚過敏(頭髪を触るとピリピリする)などがみられることがあります。 その後1~2週間ほどで眼症状が出現します。
原田病の後遺症は?
残念なことに、十分な治療が行われても原田病は慢性化してしまうことがあります。 慢性化すると、白内障、緑内障、網膜の障害などの合併症を起こして、視力が低下することがあります。
原田氏病ってどんな病気?
定義 フォークト―小柳―原田病(以下、原田病)は、急に両眼にぶどう膜炎と網膜剥離が生じて見えにくくなる疾患です。 同時に髄膜炎や難聴が生じ、しばらく経過した後に皮膚の白斑、白髪、脱毛などが生じます。
原田病の初期症状は?
原田病は発熱、頭痛、全身倦怠感などのかぜ症状で始まり、急に両目がかすんだり、物がゆがんで見えたり、見えなくなったりします。 全身症状として、めまい、耳鳴り、難聴もともないます。 髄液検査では髄膜炎がみられます。