日本における月の兎が描写された古い例には飛鳥時代(7世紀)に製作された『天寿国曼荼羅』の月に描かれたものなどがある。 鎌倉・室町時代に仏教絵画として描かれた『十二天像』では日天・月天の持物としての日・月の中に烏と兎が描き込まれている作例もみられる。
月兎 何月?
お月見とは、1年の中で最も空が澄みわたる旧暦の8月に、美しく明るい月を眺める行事のことで、「十五夜」ともいいます。 十五夜といえば、「満月」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
なんで月の中にうさぎがいるの?
たしかに、満月をよく見ると、何となくウサギがもちをついているように見えてきます。 しかし、月にはウサギどころか、生き物は全くいないのです。 このもようの正体は、溶岩(ようがん)の固まりです。 大昔、月の火山が爆発(ばくはつ)して、黒い溶岩が流れ出しました。
月 外国 何に見える?
よくいわれる「月桂」という言葉は、このカツラの木の伝説から生まれています。 カニはヨーロッパ、特に南ヨーロッパで見立てられています。 東ヨーロッパや北アメリカでは、月の模様は「横(場所によっては右上)を見つめる女性」といわれます。 アラビア半島ではライオン、南アメリカではワニに見立てられることもあります。
うさぎの日 なぜ?
地域によっては卯の日に「田植えをしてはいけない」という言い伝えがあるそうです。 この日は田の神様が休む日だから人間も休みなさい、というお告げがあったのだとか。 世界に目を向けると、毎年9月の第4土曜日か日曜日が「国際うさぎの日」となっています。