紫斑(しはん)とは、皮膚の内部で出血することをいいます。 内出血、といえばイメージがわく人も多いかもしれません。 紫斑は血管の破壊があったことを意味します。 紫斑ができる原因で一番多いのは物理的刺激によるもの(打撲など)ですが、ぶつけたりした覚えもないのに紫斑ができてくる病気、それが紫斑病です。
紫斑病 どうなる?
まとめ 特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とは、血小板が減り、出血しやすくなる血液の病気です。 こどもの9割は半年以内に自然に治りますが、おとなの8割は慢性化します。 治療の目標は血小板の数を正常にすることではなく、重い出血を起こさないために必要な血小板の数を保つことです。
紫斑病とはどういうものですか?
皮膚内で出血が起こることで、皮膚に紫色の発疹である「紫斑」が生じます。 子供の場合はおしり、太もも、ひざ、腕などの見られることが多く、乳児の場合は顔にも出ることがあります。 それ以外の症状としては、まだら状の紫斑、手足のむくみ、関節炎、腹痛や嘔吐など様々な症状が現れる可能性があります。
紫斑病は何科?
紫斑病の疑いがあるときは、まずは皮膚科を受診しましょう。
単純性紫斑 なぜ?
単純性紫斑は非常にありふれたものですが、その原因は不明です。 気付くことのないような、ごく軽い外傷が、紫斑のきっかけになっていると想定されることもあります。 また、皮下脂肪との関係性や皮膚の色なども、単純性紫斑の発生に関与していると推定されています。 その他、紫斑ができやすい素因が家族性にみられることもあります。