夜にテレビやスマホなどを見るのは大人も同じですが、子どもの場合、より影響を受けやすいといわれています。 子どものほうが瞳孔が大きいこともあり、光を目の中に取り込みやすいことが原因と考えられています。 さらに、寝る前に光を浴びると「メラトニン」の分泌が減ってしまいますが、その影響が子どもでは大人の2倍にもなります。
夜型化の原因は?
夜型化が進んだ要因は、中学受験のために遅い時間まで塾に行ったり、夜遅くまでゲームやスマホで遊んだりしていること。 脳と体の発達を考えても、小学生には最低でも9時間は睡眠が必要です。 朝7時に起きるなら、22時には就寝しないといけない。 しかし実際は、0時まで起きている子も少なくありません。
なんで夜型がダメなの?
例えば、夜型の強い人ではBMI(肥満指標)が高く、抑うつ傾向が強く、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、心筋梗塞や脳卒中などの重大疾患にかかりやすい。 その結果、なんと死亡率も高い。 普段の生活でも喫煙や飲酒習慣が多いとされる。 夜型が強い人で健康リスクが高い原因は実は科学的に解明されていない。
夜型の人の特徴は?
一方、夜型の人は「早く寝る」ことにこだわりがないので、時間の使い方が柔軟です。 人との交流は昼よりも夜が多いものですが、夜の付き合いも活動的なので、様々な人と交流し仕事のチャンスも増えるなどのメリットがあります。 また、締め切り間近で、仕事が夜遅くなっても体に負担を感じることなく乗り切るタフさもあります。
なぜ子供は寝るのか?
脳や心身を休ませる 普段の生活を送るだけでも脳や体は疲れます。 とくに勉強や激しい運動をした訳ではなくても脳や心身は疲れていますので、それを休ませるためにも睡眠は必要です。 眠りにつくと、ノンレム睡眠の間に一気に脳と体が急速モードに入ります。 レム睡眠に切り替わると、今日の情報や活動を脳が整理します。