'あんぽ柿'は、原料果の収穫(首木切)、追熟、皮むき(はく皮)、連作り(干し柿専用のセ ロ縄と呼ばれるロープに首木を挟んで柿を吊る)、硫黄燻蒸、そして干し場での乾燥(干し上げ) という工程となります。 これは従来からの「自然乾燥」の工程で、皮をむいてからあんぽ柿として商品となるまでに約 40日以上要します。
あんぽ柿のあんぽ 何に由来?
あんぽ柿の歴史は古く、江戸時代に福島県伊達郡梁川町の五十沢地区で製造、販売されたのが始まりです。 あんぽ柿の名前の由来は「天干し柿」(あまぼしかき)が転じてあんぽ柿と呼ばれるようになったと言い伝えられています。
甘柿を干すとどうなりますか?
甘柿は半干しのセミドライフルーツに 甘く熟した柿は干し柿には向きませんが、1〜2日間だけ干して水分をとばすとしっとりとして甘みの穏やかなセミドライフルーツに。
干し柿の作り方甘柿でも出来ますか?
甘柿も干せば干し柿になりますが、渋柿ほど糖度が上がらないので、商品価値は低いそうです。 干し柿の原料が渋柿なのは、糖度が高いからなのです。 ところで、渋柿の渋を抜くには、干すほかにも方法があります。 焼酎などのアルコールをヘタの部分につけてビニール袋で密封して3、4日するとタンニンが不溶性に変わり渋が抜けます。
干し柿の白い粉は何ですか?
干し柿の白い粉の正体は、ブドウ糖の結晶です。 柿の皮をむいて乾燥させたものを更によく揉むと、中の水分が出てきます。 すると水分と一緒に、果実の中にある糖分が外ににじみ出て結晶になります。