発生頻度は全分娩の0.5~1%程度で、そう多く発生するものではありません。 しかし、常位胎盤早期剥離になった10~15人に1人で母体死亡が、半数以上で周産期死亡(胎児または新生児期の赤ちゃんの死亡)が起きてしまうと報告されています。 主な症状とその特徴は以下の通りです。
常位胎盤早期剥離 何%?
常位胎盤早期剥離とは、子宮壁の正常な位置に付着している胎盤が、通常は妊娠20週以降に剥がれてしまうことです。 性器出血や激しい腹痛が起こり、ショック状態を起こすことがあります。 胎盤が早い時期に剥がれると、在胎週数の割に成長しなかったり、死亡することさえあります。
常位胎盤早期剥離 どうやってわかる?
検査・診断 まずは、問診・内診にて出血の有無などをチェック。 超音波(エコー)検査では胎盤が剥がれている部分や面積などを確認していくほか、「胎盤が低い位置に付着し、子宮の出口(内子宮口)を覆っている状態(前置胎盤)ではないか」などを調べていく。
常位胎盤早期剥離のリスク因子はどれですか?
妊娠高血圧症候群は常位胎盤早期剝離のリスク因子である。
常位胎盤早期剥離 喫煙 なぜ?
妊娠中の喫煙は、お母さん自身の血管にも影響を与え、常位胎盤早期剥離(子宮内で胎盤が剥がれてしまう)や早産、妊娠高血圧症候群の発症リスクを増加させることがわかっています。 常位胎盤早期剥離は母子の命に危険が及ぶ大変怖い合併症です。