歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯ぐき(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。 歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉の辺縁が炎症を起こして赤くなったり、腫れたりしますが痛みはほとんどの場合ありません。
歯周病 どんな感じ?
1. 歯周病に痛みはない つまり痛みはないのです。 ただし、自覚症状という点で説明すれば全く別の自覚症状が起こります。 まず、口腔内が歯周病菌にまみれることで細菌が増殖し、その影響で口臭がするようになります。 さらに歯肉が変色する上に腫れるため、食事や歯磨きの際に歯肉から出血しやすくなるのです。
歯周病はどうやってわかる?
歯周病の検査は、プローブという針状の器具を使って歯周ポケットの深さを調べるプロービング検査、エックス線写真によって歯を支える骨の状態を調べるレントゲン検査、歯周病の原因となる歯の周囲の汚れ(プラーク)の付着状況を調べる検査などからなります。
歯槽膿漏 どんな感じ?
重度段階の歯周病(歯槽膿漏)の症状 歯周ポケットの深さが7ミリ以上の状態で、歯槽骨はより溶かされ、歯は浮いているような状態になります。 こうなると硬いものを噛むことができなくなり、いつ抜け落ちてもおかしくありません。 歯肉からは血液混じりの膿みが出て、細菌の繁殖によって口臭も酷くなります。
歯周病は痛いですか?
歯周病は「サイレントキラー」と呼ばれ、初期症状は気づかないほどに痛みを感じることはありません。 しかし、歯周病が進行すると歯肉が腫れあがり、出血や膿が出たり、歯がグラグラしたりしてしまう恐れがあります。 歯周病は、進行するにつれて痛みが伴い、むし歯のように激しい痛みを感じるのでしょうか?