喘息は気道炎症がもととなっているため、どのステップでも抗炎症作用の強い吸入ステロイド薬が基本治療となっています。 最近では、気管支を広げる作用のある長時間作用性β 2刺激薬と吸入ステロイド薬が一緒になっている配合剤がよく用いられます。
喘息 どうする?
発作が起きたときの対処法フローチャート 発作が起きたらまず、発作の程度をみます。 苦しいが横になれる「小発作」、苦しくて横になれない「中発作」の場合、短時間作用性β2刺激薬を、20分おきに2~3回吸入します。 症状が改善したら、そのまま自宅で療養します。 症状が改善しない場合は、救急対応できる医療機関を受診します。
喘息はどうやって治す?
基本的に、気管支喘息の治療は吸入薬と飲み薬です。 気管支の病気なので、気管支だけに薬が到達する吸入薬がベストで、飲み薬はその次です。 可能であれば吸入ステロイドだけ、コントロールが不十分な場合には吸入ステロイドと長時間作用型β2刺激薬の入った合剤を使います。 より少ない薬剤、より少ない量で維持することが一番の目標です。
喘息の薬は何?
病院で処方される治療薬 薬物療法としては、発作が起きないように予防する長期管理薬として、吸入ステロイド薬が第一選択薬です。 吸入ステロイド薬と併用する長期管理薬としては、長時間作用型吸入β2刺激薬、ロイコトリエン受容体拮抗薬、テオフィリン徐放薬などがあります。
喘息の点滴 何?
ステロイド点滴は、救急外来で選択したステロイド薬を4~6時間おきに点滴します。 ネブライザー吸入は、1日3回前後投与します。 アミノフィリンの持続点滴は血中濃度の問題があるため、選択するかどうかは患者さんの状態によります。 喘息発作の入院治療では、これらの治療を続けながら気道の炎症が治まるのを待つことになります。