成人患者の気管支喘息の治療で正しいのはどれか。 1. テオフィリンの投与中は血中濃度の測定が必要である。 2. 副腎皮質ステロイド薬吸入後の含嗽は必要ない。
気管支喘息患者への投与が禁忌なのはどれか?
発作時には、気管支拡張作用のあるβ2刺激薬を吸入で用いる。 β遮断薬は気管支喘息に対して禁忌である。
気管支喘息でみられる症状はどれか?
夜間~早朝にかけて、発作性の喘鳴、咳、呼吸困難(息切れ)、胸苦しさ、喀痰が反復性 にみられるのが特徴です(Fig.5)。 喘息発作時と非発作時の対応に分かれますが、喘息治療の目標として、喘息症状が無く、 日常生活に支障のない、健康人と同様の生活が送れることが、治療の究極の目標です(Fig.9)。
喘息の点滴 何?
ステロイド点滴は、救急外来で選択したステロイド薬を4~6時間おきに点滴します。 ネブライザー吸入は、1日3回前後投与します。 アミノフィリンの持続点滴は血中濃度の問題があるため、選択するかどうかは患者さんの状態によります。 喘息発作の入院治療では、これらの治療を続けながら気道の炎症が治まるのを待つことになります。
気管支喘息って何?
気管支喘息(ぜんそく)とは 気管支喘息は、急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる状態(いわゆる発作)を繰り返す病気です。 気管支喘息では、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。