せきの症状が長く続き、ぜん息(喘息、ぜんそく)かもと思っている方に向けて、ぜん息の症状や . ぜん息と診断されたら、適切な薬物治療と自己管理を続けましょう。
喘息ってどうやったらわかる?
呼吸機能検査(スパイロメトリー) まず息を思いきり吸い込み、次に力いっぱい吐きます。 この時、息を思いっきり吸ったときの肺活量(努力性肺活量)、吐き始めてから吐き終わるまでの時間、吐くスピードを、機械が測定します。 最初の1秒間で吐き出した空気の量を1秒量(FEV1)といい、この値が喘息の重症度の基準となります。
喘息になったらどうしたらいいですか?
中発作の場合も、まずは安静にして、薬を使いながら様子をみます。 気管支拡張薬を吸入して30分以内に発作が良くなってくるようなら、そのまま吸入を続けます。 20分おきに3回吸入しても症状が改善しなかったり、悪化していく場合は、迷わず病院を受診してください。
ぜんそくは何科で受診するのか?
ぜんそくは、気道(気管支)の慢性的な炎症によって起こる病気で、正式には「気管支ぜんそく」と呼ばれています。 気道の粘膜が常に赤く腫れ、内側がせまくなった状態になり(気道の狭窄)、ちょっとした刺激にも過敏に反応してさらにせまくなって、ぜんそくの発作が起こります。
なぜ喘息になるのか?
ハウスダスト、ペットの毛、ダニといったアレルギー物質などがきっかけとなって、空気の通り道である気道に炎症が起こる疾患。 炎症を起こしている気道はとても敏感で、健康な人にとっては何でもないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作を繰り返す。 治療は、発作を起こさないための気道炎症の治療が中心となる。