大腸の血流はまず肝臓に流れるため、大腸がんの 血行性転移 けっこうせいてんい で最も多いのは肝臓への転移です。 次に多いのが肺への転移、さらに進行すると、骨や脳など全身の臓器に 血行性転移 けっこうせいてんい を起こすこともあります。
大腸癌 どこに?
大腸がんの発生部位 大腸がんは小腸に近い盲腸と中間の結腸と肛門に近い直腸に細分されます。 結腸のなかで直腸に近い部分はS字状の形からS状結腸と呼ばれ、大腸がんの約1/3は直腸に発生し、約1/3はS状結腸に発生します。 つまり大腸がんは肛門に近い直腸やS状結腸にできやすいと言えます。
大腸がん 再発 どこ?
結腸がんでは、肝臓での再発が最も多く起こります。 一方、直腸がんでは、肝臓、肺、局所での再発がそれぞれ同じぐらい起こります。 大腸がんの再発のうち、約95%が手術を終えてから5年以内に見つかります。
大腸がん転移するには何年かかる?
がんがリンパ節に転移する頻度が高い、肝臓などの臓器に転移していることもある。 2-10年で早期がんになってしまうものもあるし、生涯にわたりがんにならないものもある。 進行がんになると半年から2年ぐらいで症状が出ます。
大腸癌 肝転移 なぜ?
大腸がんが肝臓や肺に転移しやすいのは、大腸で吸収された栄養が、血液によって肝臓に運ばれるため、がん細胞も肝臓に運ばれやすいためです。 大腸からの血液が集まって肝臓へと注ぎ込む血管を門脈といい、大腸のがん細胞もこの門脈によってまず肝臓へと運ばれます。