大腸がんが肝臓や肺に転移しやすいのは、大腸で吸収された栄養が、血液によって肝臓に運ばれるため、がん細胞も肝臓に運ばれやすいためです。 大腸からの血液が集まって肝臓へと注ぎ込む血管を門脈といい、大腸のがん細胞もこの門脈によってまず肝臓へと運ばれます。 28 нояб. 2017 г.
直腸癌転移はどこへする?
大腸の血流はまず肝臓に流れるため、大腸がんの 血行性転移 けっこうせいてんい で最も多いのは肝臓への転移です。 次に多いのが肺への転移、さらに進行すると、骨や脳など全身の臓器に 血行性転移 けっこうせいてんい を起こすこともあります。
がん細胞はなぜ転移するのか?
がん細胞はどんどん増え続けるだけでなく、周囲の組織へ広がり(浸潤)、血液やリンパの流れに沿って、遠くの臓器へ引っ越して、やがてまたそこで「すみか」を作って大きくなります。 これが転移と呼ばれる現象です。
肝転移の頻度の最も高い悪性腫瘍はどれか?
転移性肝がんのなかで最も頻度が多く、手術を行うことも多い大腸がん肝転移について説明します。 大腸がんに罹られた患者さんのうち、診断がついた時点ですでに肝転移を認める患者さんは約10%、また大腸がんに対して手術を行った後に肝転移を発症する確率は、切除した時の進行度にもよりますが、5〜30%とされています。
大腸癌が肝臓に転移したらどうなる?
一般に、大腸がんが肝臓に転移している場合には、すでに末期がんであると認識されがちです。 しかし、肝転移部位をすべて切除できた場合には“治癒”できる可能性があります。 幸い肝細胞がんと異なり、転移性肝がんに肝硬変が合併していることは少なく、肝臓の約70%を安全に切除することが可能です。