低カルシウム血症が進行すると、強い痛みを伴う筋肉のけいれんがよくみられ、そのほかに錯乱、抑うつ、忘れっぽくなる、唇や指や足のチクチク感、筋肉のこわばりと疼きなどの症状が現れることもあります。 通常は一般的な血液検査で発見されます。 低カルシウム血症の治療には、カルシウムとビタミンDのサプリメントが使用されます。
カルシウム低いとどうなる?
症状 カルシウムは筋肉の収縮や神経のはたらきに関与する物質であり、骨や歯などを作る栄養素です。 低カルシウム血症を発症すると、背中や足の筋肉のけいれんが起こりやすくなり、重度な場合には全身のけいれんを起こして意識を失ったり、呼吸困難に陥ったりするケースも少なくありません。
PTHが低いとどうなる?
特発性副甲状腺機能低下症は、副甲状腺ホルモン(PTH)の生成低下のためにPTHが低下することによって、低カルシウム血症や高リン血症などの血液異常をきたすものです。
高カルシウム血症 どうなる?
高カルシウム血症は、特徴的な症状に乏しいです。 軽度の場合は無症状です。 血清カルシウム値が、12~13mg/dl以上で倦怠感、疲労感、食欲不振などが起こり、さらに高度になると筋力低下、口渇、多飲、多尿、悪心、嘔吐等が出現します。 高カルシウム血症は、腎臓での尿濃縮機能を低下させるため、ほとんど全例で脱水が見られます。
低カルシウム血症 筋収縮 なぜ?
低Ca2+血症においては、末梢神経線維は高度に興奮性が高まり、時には刺激がなくても静止状態にとどまることができず、反復性に放電する。 カルシウム濃度が正常の50%に下がると、多くの末梢神経で自発性の放電が生じ、筋の過剰な収縮を起こす1)。