誕生して数億年の地球は岩石の塊で、水のもとになる水素や酸素も岩石の中に閉じ込められていました。 この岩石が地殻の熱で溶かされ、そこで遊離 ※1した水素と酸素が結合して、水ができたのです。
水はどこからやってきたのか?
科学者の多くは地球上の水が惑星形成時から備わっていたものであるとは考えておらず、何らかの原因で地球外から地球へともたらされたと考えています。 歴史的に見て最も簡単な説明は、「地球が形成された初期に小惑星の衝突によって水が地球にもたらされた」というもの。
なぜ海の水は無くならないのか?
地球上では、水はずっと減ることもあふれることもなく、一定の量をたたえている。 それは、水が姿(すがた)を変えていろんな場所で、ぐるぐるまわっているからだよ。 海の水が太陽の熱であたためられると、水蒸気(すいじょうき)になる。 水蒸気は空気中で冷やされて、雲になる。
水はいつかなくなる?
この水の量は地球全体で毎年23億トンくらいになり、現在の海から毎年この量が失われていくとすると、約6億年で海の水はなくなる計算だという。
海はどのようにしてできたのか?
海は、ずっと大昔にたくさんたくさん降(ふ)った雨が地上に溜(た)まってできたもの。 今から46億年も前の地球には、まだ熱いマグマの海しかなくて、空も、水蒸気(すいじょうき)や二酸化炭素(にさんかたんそ)で覆(おお)われていたんだ。 その内地球の、表面の温度がだんだん下がり始め、水蒸気が雲になってそこから雨が降ってきた。