花粉症時期でもなく、特に病気でもないのに、どちらか片方の鼻がつまったという経験をされたことはないでしょうか。 それは、鼻サイクルという現象で、自然と左右交互に鼻の粘膜が腫れることによります。 どちらの鼻がつまるかは自律神経がコントロールしていて、通常2〜3時間おきにつまる側と通る側が入れ替わります。
片方だけ鼻水が出るのはなぜ?
片方だけ常に鼻詰まりを起こしている場合には、鼻中隔弯曲症の場合が多く、片方だけに鼻茸ができている可能性もあります。 左右が交互に鼻詰まりを起こす場合は、鼻中隔弯曲症が疑われます。 鼻血を伴なう場合には、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎のほか、鼻内腫瘍の疑いもあります。
鼻がつまるのはなぜか?
かぜのウイルスに感染した鼻の粘膜は、抵抗力が落ちるので細菌にも感染しやすくなります。 細菌に感染すると、透明で水っぽかった鼻水が、黄色や緑の粘性のある鼻水に変わります。 さらに、副鼻腔炎になると、鼻腔内に粘性の高い鼻水がたまり、鼻づまりの原因となります。
いつも同じ方の鼻がつまる?
しかし、強く曲がっているために、いつも鼻が詰まって、口呼吸やいびき、においがわからないなどの症状がある場合を鼻中隔弯曲症といいます。 いつも同じ側の鼻ばかり詰まる人は、この病気の疑いがあります。 鼻づまりなどの症状が改善しない時は治療(鼻中隔矯正術)の対象となります。
冬 鼻がつまる なぜ?
鼻が冷たい空気を吸いこむと、鼻の粘膜が腫脹し、鼻の中を空気が通りぬける時の空気抵抗がふえます。 これが鼻づまりです。 空気抵抗がふえた方が、加温と加湿は容易になります。 鼻から吸い込まれた空気はのどに届くまでに体温近くまで加温され、また十分に加湿されます。
なぜ片方だけ鼻が詰まるのですか?
でも、どうして片方だけ鼻がつまるのでしょう? 実は、片方だけ鼻が詰まるのは、ある意味「当然のこと」であり、でも、そうでない場合もあるんです。 なかなか、ややこしいですよね。
鼻の穴が2つありますか?
そのほうがかわいいから、という以外の理由ですよ。 鼻の穴が2つあることで、呼吸の負担は半分になり、匂いに敏感になれます。 そもそも鼻には、肺と外の世界をつなぐ役割があります。 外がどれだけ寒かったとしても、肺には暖かくて湿った空気を入れないといけませんが、鼻を通ることで、温め湿らせることができます。 時にはあまりに冷たく乾燥した空気が鼻に入ってくる時もあります。 気道の中には「線毛」という小さな毛がありますが、乾燥した空気によってその線毛も乾いてしまいます。 すると、線毛から粘液がなくなり、空気中の粒子を捕まえて、肺に行かせないようにできなくなります。
鼻づまりが起こっている場合は、横向きで寝ますか?
鼻づまりが起こっている鼻の穴とは反対側を下にして、横向きにして寝るのです。 例えば、右の鼻の穴がつまっている場合は、体の左側を下にして、左のわきを圧迫しながら寝ます。 数分で鼻の通りがよくなってきます。