気管支喘息は、気道閉塞のため呼気がしづらくなる。 よって呼気である1秒率が低下する。
1秒率が低下するのはどれか?
70%以上が正常ですが、1秒率が低下している場合は閉塞性換気障害(気管支が狭くなっているために起こる呼吸機能障害)が疑われます。 閉塞性換気障害には、気管支ぜん息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などがありますが、どの疾患も気管支が狭くなっているので、一気に息を吐き出すことができず1 秒率が低下するのです。
肺活量が低下するのはどれか?
肺活量とは、最大限空気を吸った後に最大限空気を吐き出した量であり、加齢による肺の弾力性や筋力の低下などにより、肺活量も低下する。 1秒率とは肺活量のうち1秒間で吐き出せた空気量の割合であり、加齢による筋力低下などで1秒率は低下する。
肺気腫患者の肺機能検査で増加するのはどれか 96?
肺気腫患者の肺機能検査で増加するのはどれか。 肺気腫では、1秒率は低下する。 肺気腫では、呼気がスムーズにできないことから残気量は増加する。
病的な老化を示すのはどれか 106?
病的な老化を示すのはどれか。 肝臓の萎縮は生理的な老化でもみられる。 動脈の粥状硬化は病的な老化で、動脈の内膜にコレステロールなどが蓄積してアテローム(粥状硬化巣)ができ、徐々に肥厚することで動脈の内腔が狭くなる。