肺炎の原因となる微生物で最多は肺炎球菌と言われており、肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス®)接種は、肺炎球菌性肺炎の約80%に対して予防効果があるとされています。 予防接種の効果は、健康な成人であれば接種後2~3週間に現れます。
肺炎球菌ワクチンは何に効くの?
肺炎球菌ワクチンとは、肺炎球菌によって引き起こされるいろいろな病気(感染症)を予防するためのワクチンです。 従って、肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌以外の原因による病気(感染症)に対しては残念ながら予防効果はありません。
肺炎球菌ワクチンは受けた方がいいですか?
ワクチン接種を特にお勧めする人 慢性呼吸器疾患(COPDなど)、糖尿病、喫煙者、心疾患、腎不全、肝疾患、血液悪性腫瘍をお持ちの方は、肺炎球菌に感染するリスクが特に高いので受けておいたほうが良いでしょう。 脾臓を摘出した方は、感染した場合に重症化しますので必ず受けてください。
肺炎球菌ワクチンは何年有効か?
病原体を弱毒化した生ワクチンが終生免疫を得られるのに対して、ホルマリンなどの薬物処理で毒素活性を消失させた不活化ワクチンである肺炎球菌ワクチンは効果持続が比較的短く約5年有効と言われていますが、実際には老年期に一度接種しておけば十分とも考えられています。
肺炎球菌 予防接種は何回受けるのか?
小児の肺炎球菌ワクチン〔PCV13(プレベナー)〕の標準的な接種スケジュール 小児 肺炎球菌 クチ 〔 ( ナ )〕 標準的な接種 ケ 初回接種として生後2か月から接種を開始して、27日以上の間隔をおいて3回接種します。 その後、追加接種を初回接種3回目後60日以上の間隔をあけて1回行います。