骨の強度の低下する主な要因は、女性ホルモンの低下(エストロゲン欠乏)・加齢・生活習慣病の3つです。 生活習慣病と診断されるところまで悪くなくても、生活習慣の乱れなどにより酸化ストレスが強くなると、骨基質(こつきしつ)の変化が起きます。 22 нояб. 2015 г.
骨が弱くなるとどうなる?
骨粗鬆症は、「骨強度の低下を特徴とし骨折のリスクが増大しやすくなる骨格疾患」と定義されており、日本では約1,280万人が骨粗鬆症に罹患してしいると推定されています。 骨折によって骨格が変形すると、円背、身長低下など、女性が気になる容姿に影響を及ぼすとともに、寝たきりや慢性腰痛、要介護の原因にもなります。
原発性骨粗鬆症の原因はどれか?
骨粗鬆症になる原因によって、「原発性」と「続発性」に分けられます。 原発性は、閉経や加齢によって起こる骨粗鬆症です。 また、妊娠によって起こる骨粗鬆症も含まれます(妊娠後骨粗鬆症)。 原発性骨粗鬆症のなかでも、女性において、女性ホルモンが低下することによって起こる骨粗鬆症を「閉経後骨粗鬆症」といいます。
骨密度 減るとどうなる?
骨粗しょう症とは、骨密度の低下によって骨がもろくなり、骨折しやすくなる病態です。 加齢、エストロゲンの不足、ビタミンDやカルシウムの摂取不足、およびある種の病気によって、骨密度や骨の強度を維持する成分の量が減少することがあります。 骨粗しょう症による症状は、骨折が起こるまで現れないことがあります。
骨密度 低い なぜ?
加齢によって骨密度が低下するのは、女性ホルモンの分泌量減少に加えて腸管でのカルシウムの吸収が悪くなったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなるなどの理由があります。 また、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。
骨の強さには骨質が関係していますか?
このことから、骨の強さには骨密度だけではなく、骨の性質を示す「骨質」が関係していると考えられるようになりました。 骨の強さを決めるのは「骨密度が7に対し骨質が3」とされています。
骨密度の低い骨は折れやすくなりますか?
しかし、骨密度の低い骨は中身がスカスカで、わずかな衝撃でも折れやすくなります。 体に必要なカルシウムの99%は骨に蓄えられており、残りの1%は血液中に含まれています。 この血液中のカルシウムは、全身の機能を正常に保つという重要な役割を担っています。
骨を強くするにはどうすればいいのですか?
骨を強くするためには、骨の質を高める生活を心がけることが大切です。 骨は1度作られたらそれで終わりというわけではありません。 古くなった骨を破骨細胞が壊し、骨芽細胞が新しい骨をつくる、という骨代謝を繰り返しています。 こうして「壊す」と「つくる」のバランスがとれているときは骨量が一定で、骨の強度を保つことができます。
骨密度で計ることのできない骨質はありますか?
骨密度測定というのは、骨塩と骨基質のうち、骨塩の部分しか計ることができません。 骨密度で計ることのできない骨基質は、骨の質(骨質)を表しています。 骨質には構造特性と材質特性の2つの要素がありますが、この骨質を適切に示すことができる骨質マーカーとなるものが、まだありません。 このため、骨密度だけを計って骨強度の尺度としていますが、骨強度の2つの要因のうち、70%は骨密度で説明でき、残りの30%は骨質によって説明できるといわれています。