また、吐く、下剤を使うなど、体重を増やさないための行動が見られます。 過食時間以外は絶食という場合もあります。 嘔吐が続くと唾液腺が腫れたり、歯の表面が胃酸で溶けたりすることもあります。 嘔吐や下痢(下剤常用の場合)でカリウムが失われ、不整脈が出ることもあります。
過食嘔吐を続けるとどうなる?
摂食障害のうちの過食嘔吐症は、低体重である場合、死亡率18%にまで及ぶ非常にリスクの高い障害です。 食べることと吐くことを繰り返すことで体内バランスが崩壊し、多臓器不全を起こしてしまうことがあります。
過食嘔吐 なぜ吐くのか?
過食症には、食べた分だけ吐き出す”過食嘔吐”と、まったく吐かずに食べ続けるケースがあります。 過食嘔吐は、食欲のコントロールができなくなり我を忘れて食べ過ぎてしまう症状です。 その後、「なぜ食べてしまったんだろう」と罪悪感や嫌悪感を抱き、このことをなかったことにしようと意図的に吐きます。
過食嘔吐 何ヶ月?
ストレスからの甘いものなどのヤケ食いは健康な人でも経験があるでしょう。 しかし少なくとも週に1回以上の過食と嘔吐が3ヶ月以上続くなら、神経性過食症を疑ってもいいかもしれません。
嘔吐しすぎるとどうなる?
まず、頻繁に嘔吐すると、胃酸の影響で歯の表面が溶けて痛みが生じたり、口腔内の炎症が多くなったりします。 また、胃酸や腸液が失われると、体内のカリウムが失われ、低カリウム血症になります。 これは、心臓に影響を与え、不整脈などが生じることも珍しくありません。