グルコース分子も、実はヒドロキシ基を持っており、このヒドロキシ基の部分が、水分子と水素結合を生じて、グルコース分子が水和をする。 このエタノール分子中のヒドロキシ基のように、水和されやすい原子団の部分を親水基(しんすいき)という。 水和されやすい性質を親水性という。
糖が水によく溶けるのはなぜか?
では、実際にはどれくらいの量が溶けるのでしょうか? なんと常温でも水の質量の約2倍、100度の水では5倍近くの砂糖が溶けます。 その理由は砂糖と水の分子構造にあります。 どちらも酸素分子と水素分子が結びついた構造を持ち、これらがお互いに簡単に結びつくため、砂糖は水に溶けやすい(結びつきやすい)のです。
水溶液 なぜ溶ける?
上で説明したように、水に溶けるという現象は「溶質(イオンや分子)の周りを溶媒分子が囲み、それによって溶質同士が引き離されバラバラになる現象」である。 一方、電離するという現象は「塩を構成する陽イオンと陰イオンが引き離されてバラバラになる現象」である。
極性 水に溶ける なぜ?
極性分子またはイオン性物質を水(極性分子)中に溶かすと、電気的な引力によって水分子に 引きつけられ、水分子に取り囲まれるようにして溶けていく。
食塩 水に溶ける量 なぜ?
原子は結合をする時に結びつく手の数が決まっており、ナトリウムは1つ、塩素も1つです。 なので食塩はそれぞれ1つずつが結びつきNaClという物質になります。 それを水に入れると結合がとけ、ナトリウムイオンと塩素イオンになり固体ではなくなります。 このように物質が液体に溶ける現象を溶解といい、溶けた液体を溶液といいます。