首から肩にかけての筋肉が姿勢を保つために緊張し、血行が悪くなって、重く感じるのが肩こりです。 肩こりを引き起こす主な要因としては、筋肉疲労と血行不良、末梢神経の傷などが挙げられます。 それらの要因が単独、または、互いに関連し合いながら肩こりを引き起こします。
肩が凝るってどういうこと?
肩こり(肩こり痛)とは? 首から肩・背中にかけての筋肉がこわばり、だるさ、重さ、疲労感、ときに痛みを感じる症状が肩こり(肩こり痛)です。 関係する筋肉はいろいろありますが、首の後ろから肩、背中にかけて張っている僧帽筋という幅の広い筋肉がその中心となります。
肩が凝るとどうなる?
肩こりが悪化すると交感神経が優位になり、ますます血行が悪くなります。 その結果、顔の毛細血管が収縮して血流が悪化し、顔色が悪くなるのです。 また十分に血液が行き届かないことで肌の新陳代謝にも悪影響が及び、顔の肌トラブルにも繋がります。
肩が凝るってどんな感じ?
肩こりは、「肩が張ったような感じ」「肩の重い感じ」「肩の痛み」など、様々です。 一般には「後頭部から肩、肩甲部にかけての筋肉の緊張を中心とする不快感、違和感、鈍痛などの症状」と定義されます。 したがって、後頭部、頸、肩、背中の上の方の筋肉や頸椎などに負担がかかれば、肩こりが生じることになります。
なぜ日本人は肩がこるのか?
日本人は欧米の人と比べると、頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉がきゃしゃにできているため、肩こりを起こしやすいといわれます。 厚生労働省の『国民生活基礎調査(平成28年)』によると、私たちが日常生活で自覚している症状のなかで、肩こりは女性では1位、男性では2位になっているほどです(※1)。