乳幼児に多い鶏卵、牛乳、小麦、大豆のアレルギーは3歳までに5割、小学校の就学までに7-8割が治ると言われています。 またそれ以外の原因食物は全般的に治りにくく、ピーナッツアレルギーで1-2割程度が自然に治ると考えられています。 重症児は中等症以下の児よりも治りにくい傾向があります。
卵アレルギー どれくらいで出る?
食物アレルギーの4割(1歳前では5割)が卵のアレルギーです。 以前ブログに書いたように、典型的な即時型アレルギーであれば、殆どが摂取直後から30分以内、遅くても2時間以内に口から顔、そして全身へと赤くて痒い発疹が急に広がります。 症状が強い場合は咳や嘔吐を伴うこともあります。
乳アレルギー いつから?
しかし、牛乳アレルギーに関しては生後6ヶ月前後がもっとも発症が多い月齢と考えられています。 卵と同じように始めることは難しいということですね。
卵アレルギー どこまで除去?
除去の範囲(量)は人により異なる 食物アレルギーの症状には個人差があります。 たとえば鶏卵アレルギーでも、ごく微量の摂取でも症状が出る人では通常は鶏卵を完全除去せざるを得ませんが、鶏卵を少量含むパンやお菓子程度なら症状が出ないという人では、完全除去ではなく部分的に除去します。
粉ミルク アレルギー いつから?
発症時期は殆ど1歳未満で、典型的なタイプは即時型アレルギーです。 それまで母乳栄養のみだったお子さんに初めてミルクを飲ませたところ、2時間以内(殆どは30分以内)に口の周りから顔、首、体へと、蕁麻疹の様に赤く盛り上がった発疹が広がります。 症状の強い方はその後に吐いたり咳込んだりすることもあります。