目の表面に病原菌や異物が付着すると、それらを排除しようとする免疫機能の働きによって、涙や目やにの量が増えることがあります。 目やにが出る病気としては、アレルギー性結膜炎、細菌性結膜炎、ウイルス性結膜炎などあります。 アレルギー性結膜炎では、寝起きに透明のさらさらとした目やにが、粉を吹いたようにまぶたにつきます。
目やに どうすればいい?
目やにが出たときのケア1いつもと少し違う目やにには、細菌やウイルスがいる場合があります。 清潔なティッシュペーパー、ガーゼ、綿棒などで拭き取り、処分してください。 また、拭き取った後は、手を石けんで洗いましょう。2抗菌作用のあるスルファメトキサゾールの入った目薬を点眼しましょう。目やにのケア - 目の症状セルフチェック|参天製薬
目やにはなぜできるのか?
涙は油分と水分、ねばねばした粘液から構成され、ビタミンや電解質、抗菌成分、免疫成分など目の栄養素を多く含んでいます。 涙は目の表面にうるおいを与えながら、まばたきによって目の表面の古くなった細胞をワイパーのようにからめとり「目やに」として排泄するのを助け、目の健康維持に役立っています。
目やに 多い いつも?
やや黄色っぽい目やにがいつも出てくる場合は、慢性の細菌性結膜炎が疑われます。 この場合は、急性の細菌性結膜炎に用いるのと異なる種類の抗菌点眼薬が効果のある場合があります。 しかし、鼻腔や咽頭に細菌叢(リザーバー)がある場合は点眼薬だけでは改善せず、内服薬が必要になる場合もあります。
風邪 目やに なぜ?
風邪をひくと鼻水が出るケースが多いため、その鼻水が鼻涙管(目と鼻を繋ぐ管)を逆流してきてしまうと、目やにとして出てくる場合があります。 また、目を覆っている涙は、鼻涙管を通過して鼻腔に流れていきますが、風邪をひいていると鼻涙管の通りが阻害されます。 すると、涙が目に溜まるようになり、目やにが増えると考えられています。