一般に、男性にくらべて女性は、骨が細く、筋肉も少ないことから、相対的に骨粗しょう症にかかるリスクが高いといえます。 体重・BMIやカルシウム摂取は、骨密度と密接に関連します。 特に、やせている人は注意が必要です。
骨粗鬆症 女性に多い なぜ?
骨粗鬆症とは、骨の量が少なくなったり、骨の中身(構造)が悪くなり、そのため骨の強さが脆くなり骨折しやすくなった状態をいいます。 女性ホルモンが骨の代謝を調節しているために、閉経により女性ホルモンが減少すると骨粗鬆症を発症しやすくします。 これを閉経後骨粗鬆症といいます。
骨粗鬆症どんな人に多いか?
高齢者や女性以外でも 過去に骨折したことのある人、タバコを吸う人、お酒を多く飲む人、ステロイド系のお薬を使用している人、両親に骨折歴[特に太ももの付け根の骨折]のある人、運動不足の人や、体を動かすことが少ない人は骨粗鬆症になりやすいといわれています。
骨粗鬆症 男性 なぜ?
男性の骨折が女性より少ない理由の一つととして、骨密度の違いが挙げられます。 女性では、閉経時期である50歳代前半から急激に骨密度が低下するのに対し、男性では、骨密度は加齢に伴って徐々に低下していきます。 他の理由としては、骨の太さの違いも考えられます。
骨粗鬆症 どこの骨?
骨粗鬆症になっても、痛みはないのが普通です。 しかし、転ぶなどのちょっとしたはずみで骨折しやすくなります。 骨折が生じやすい部位は、せぼね(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などです。