歯肉炎・歯周炎を含む歯周病の直接的な原因は、歯垢(プラーク)です。 歯垢(プラーク)は生きた細菌の塊で、そのほとんどが酸素の少ない場所を好むため、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)に潜んでいます。 この歯垢(プラーク)中の細菌が出す毒素によって、歯ぐきに炎症が起きてしまうのです。
人はなぜ歯周病になってしまうのか?
歯周病の原因となるのは、歯垢と呼ばれる細菌です。 歯垢は、歯磨きが不十分な部分に付着するネバネバした黄白色の粘着物です。 この歯垢は時間とともに量が多くなり、酸素が少ない状態になると歯垢の中で酸素を嫌う嫌気性菌が多くなります。
歯周病を進行させる要因はどれか?
歯周病にかかりやすさはあるのでしょうか 遺伝的な要因もありますが、多くの場合、患者さんの口腔内の環境や清掃状態、生活習慣、全身の状態により歯周病へのかかりやすさが変わってきます。 歯並びや歯肉の形が不良でプラークが沈着しやすい場合、歯ぎしりなど歯に強い力が加わるような人、さらには喫煙者なども歯周病になりやすくなります。
歯周病 なぜ増える?
お口の中には300種類以上の細菌が存在し、その内10数種類が歯周病の原因菌です。 歯ぐきの抵抗力にもよりますが、その歯周病菌の量が増えることが発症に最も大きく関与しているのです。 つまり歯の周りの清掃状態が歯周病に大きく関係するわけです。
歯周病 どれくらいの人?
歯周病は国民病です。 30代以上の3人に2人が歯周病といわれています。